推理映画

2008年10月30日 (木)

チーム・バチスタの栄光

バチスタ手術とは、拡張型心筋症により伸びきってしまった心筋を切除し、縫い合わせることで改善する手術である。東城大学付属病院には成功率60%と言われるバチスタ手術を26連勝という奇跡的な集団があった。それがプロジェクト・リーダーで執刀医の『桐生恭一』(鷲)、バイパス手術の専門家の第一助手『垣谷雄次』(もぐら)、切除範囲を決める病理医で桐生の義弟『鳴海涼』(コヨーテ)、麻酔医の氷室貢一郎(白ヤギ)、熱血的な第二助手『酒井利樹』(スピッツ)、人工心肺を捜査する臨床科工学技師『馬場貴之』(カメレオン)、途中からメンバー交代した看護婦『大友直美』(巻き貝)の7人からなる『チーム・バチスタ』である。

しかし、その『チーム・バチスタ』の手術が3例続けて失敗。元々が成功率が60%であり、26連勝という成功例の方が異常ではあるのだが、不自然な状況に心療内科医の田口公子に内部調査が命じられる。当然、外科手術の素人である田口が聞き取り調査をしてもわかるはずもなく、問題なしとの報告をあげるが、「こんなに騙されやすい人がいるとは」と男に一蹴されてしまう。その男は白鳥圭輔、厚生労働省から来た役人であった。

はたして術中死は、事故なのか、殺人なのか……。

近々テレビドラマとしても放映される【チーム・バチスタの栄光】。テレビドラマ版は改変あるようですが。

現役の医者が書いただけあって、専門知識がなければ途中で犯人に確信することはないし、かと言って本当に必要な知識に関しては教育番組のように図解説明があるので、鑑賞に困ることはありません。 気になるとすれば、物語の設定と構成上、ほぼすべてインタビュー形式で進むしかなく、何かを見透かしている白鳥の裏づけをとっている感じなので、それに耐えられるかどうかと、手術の心臓シーンが平気かどうかですね。

特出すべきは、あらすじの名前に書いてあるように、後ろにあるあだ名が動物に例えられていること。内容的に難しい雰囲気の作品にとっつきやすいように、あえてそうしてるんじゃないかと思いますが、結構キャラクターをあらわしています。巻き貝だけは意味がわからないけど。

内容的にも、あのシーンなんだったんだろう? とかが伏線だったりと普通に推理モノとして楽しめました。医療サスペンス色はないので、案外あっさり観れます。

それにしても、予告の段階では気にならなかったんですが、観ていて何かデジャヴのようなものが……。なんだろうと思ったら、主演の竹内結子、阿部寛と野際陽子のせいでした。野際陽子はそれほど出てきませんが、 この面子ってテレビドラマの【笑顔の法則】の主演2人と、旅館のおかみなんですよね。よく、木村拓哉って何やっても木村拓哉だよねって言われますが、案外阿部寛も何やっても阿部寛ですよね。その阿部寛としての幅が普通の人の幅より広いから、気にはなりませんが。 どうしても、【笑顔の法則】や【TRICK】が浮かんでしまうので、個人的には評価がしづらい作品でした。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(2時間ドラマっぽい)


チーム・バチスタの栄光
↑シンプルなパッケージ

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ダヴィンチコード

去年凄い流行った作品。大筋の流れとしては、歴史学者が陰謀に巻き込まれて、殺人事件の犯人として追われることになってしまう。主人公はヒロインと一緒に陰謀と謎を探っていくというもの。

……これ、映画にしない方が良かったんじゃないかと思いつつ、約2時間。感想は「ふう~ん」という感じでした。物語そのものがつまらないわけじゃなく、見せ方というか向き不向きの問題で、いぬすけ的にはちょっと勧めづらい作品でした。

多分、これが連続ドラマだったら、多分面白かったんだろうと思う。24みたいに24話はいらないけど、日本のドラマのように12、13回程度で分けて観た方が真犯人が誰?とか黒幕は誰?とか、何が目的だったのか?とか推理する楽しさとか、ちょっとしたドキドキハラハラ感を楽しめたんじゃないかと思います。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(可もなく不可もなく)

防犯カメラ内蔵ダヴィンチ「モナリザ」F6号 ↑いまやこんな物まであるんですね。なんか悪用されそう。

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八つ墓村(豊川悦二司主演/市川崑監督)

横溝正史の【八つ墓村】は何度も映像化されていますが、あえてトヨエツバージョンを借りてみました。

多分映画3回、ドラマ6回の計9回の映像化だと思いますが、古谷一行が2度主演してたり、しまいには金田一耕助の出て来ないものまであったりします。

その上、松竹版の【八つ墓村】(萩原健一主演)に至っては、推理モノだった物語が、ホラーに変わっていたり。でも、その松竹版が一番有名だったりもします。一番豪華な俳優陣だったのと、映像美が素晴らしく、キャッチコピーの『祟りじゃ~っ!』が流行語になったというのもあるんでしょうけどね。

個人的に金田一は石坂浩二が一番ハマっていたと思うんですが、意外にも一番映像化されている【八つ墓村】では演じたことがありません。多分、原作に一番近く、金田一のイメージに比較的近い感じがするのは、実は一番新しい稲垣五郎バージョンのドラマだったりもします。

そんな【八つ墓村】ですが、比較的原作に近く、寺田辰弥をメインに話が進みます。物語は寺田辰弥が田治見家の相続人として、八つ墓村に呼び戻されるところから始まります。

しかし、よそ者に対して閉鎖的な上、『呪い』を恐れる村人たちは辰弥の帰還を快く思っておらず、むしろ忌々しく思っているようであった。

そんな中、当主の田治見久弥を皮切りに、次々と謎の連続殺人が起き、その疑いが辰弥にかかる。

尼子家の家臣たちによる『呪い』、大正時代の大量殺人、複雑に絡み合う人間模様。はたして真犯人は?

というような話。【八つ墓村】の中でも比較的見やすい作品だったと思います。ホラー好きなら松竹版をオススメ。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(他のと見比べると、話が簡略化されているため、観やすい反面、多少の物足りない感があるかも)


八つ墓村
↑推理ではなくなってる【八つ墓村】(松竹版)。本当に怖い。

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16ブロック

アクションな気もするんですが、サスペンスな気がするので、タグはサスペンスで。

それにしても、最近どうも80年代後半~90年代前半に活躍していた俳優さんたちが元気です。この作品の主演ブルース・ウィリスもそんな一人ですね。正確には1980年にすでに映画には出演していますが、来年夏に4作目が公開される【ダイ・ハード】で認知されたと思います。

テレビシリーズの【こちらブルームーン探偵社】も出世作ですが、いまだに映画化の話があがるものの、本人にその気がないという話を聞くと、本人的にはいまひとつなんでしょう。

そんなブルース・ウィリスが堕落した刑事となって、たった16ブロック先の裁判所まで証人を護送するというのが、【16ブロック】のあらすじ。

ただ、当然ただ16ブロック護送するだけでは映画にならないので、妨害が入ります。しかも、妨害してくるのはかつての相棒や、同僚の刑事たち。お互い手の内が分かっているため、たったの16ブロックが本当に長く感じます。

しかも、この作品、劇場公開版と違う『もうひとつの結末』が存在します。まるで違う結末が用意されているため、劇場で観た人も観る価値があると思いますよ。同じシーンなのに台詞が変わるだけでこんなに展開が変わるんだっていうシーンもあるので、手法としてあるのは知っていても、へえって感じます。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(ちょっとマッタリしますが、話の展開は飽きないです)


16ブロック
↑もう一つの結末は地味に感動しました

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ちょっと前に流行ったソリッドシチュエーションスリラー……のつもりで作られたらしいスリラー。

あらすじは、鎖で椅子に縛られ、車座に座らされている8人の男女。足元には順番を示しているらしいアルファベット、中心には1台のメトロノーム。

すでに1人は血を流して絶命している中、男の声が流れてくる。

「私はクエスチョンマスター。これから皆さんに質問をします。ルールは2つ、1つは20秒以内に答えること。もうひとつはウソをつかないこと。もし、ルールが破られた場合、死の捌きが下ります」

そして、奇妙な質問に答えるデスゲームが始まった。

まあ、これだけ聞けば興味の湧きそうな内容。しかし、日本特有の録音の小ささ、出演陣の素人くさい演技、脚本のまずさが悪い感じにミックスされています。いぬすけは酷評されているのを読んでから観たのでショックが少ないですが、SAWのような映画を期待して観ると、ガッカリするかもしれません。

ただ、これだけ書いてもダメな部分が伝わらないので、ちょっと具体的に。

録音の小ささ。この作品のキモは、質問内容と、その質問に対する反応のはずなのに、肝心の質問が聞こえない。これに関しては、音声の発生元を考慮しての演出ともとれますが、多分単純に録音の低さだと思う。

素人くさい演技。素人ならいいんですが、演技をしている姿が嘘くさい。いきなり『私はクエスチョンマスター。死のゲームをする』と言われて、全員文句を言いながらも冷静に答えてたり、あまり死の恐怖を感じられないのに、ルール違反を告げられた途端、とってつけたように恐れ出したり。

脚本というか、演出というか。多分、すべてをダメにしているのはここ。音声は聴こえるようにとればいいし、演技は下手でも見せ方で何とでもなるように思います。

ただ、作中で【SAW】を引き合いに出して、ネタばらししてしまうセンスや、話の展開上、必要なこと、必要のないことの区別がつけられないのは酷評も仕方ない気がします。

たとえば、不条理ホラーなどで目的が最後まで観てもわからないのはアリだと思うんです。それとか、いわゆるグラビア系アイドルホラーのように演技はアレだけど、セクシーシーンを観せるとか、単にスプラッタな死に方を観せるだけでも、それはそれで酷評されても、映画としてはアリなんじゃないかと。

しかし、この作品に関しては、1人巨乳の女優さんがいるものの、特にそういうアピールもないし、殺されるときも暗転して、死体も普通に切り殺されているだけ。しかも、血は流れているものの噴き出しもしていない。

その癖、車座の椅子が1人死ぬごとに動かされた気配もないのに動くのはどうやっているのか、最後の方にどんでん返しのようなものがあるんですが、それがまったく意味のないものだったりとか、理解に苦しみます。

正直、「俺たちは理解してもらえる人たちにだけ観てもらえればいい」と言っている小劇団の自己満足のような作品でした。

何とか楽しみたければ、先にSAWを観て、深夜にヘッドホンをしながら観れば、それなりには面白いとは思います。

オススメ度(10段階)……★
(やっぱり日本人はソリッドシチュエーションスリラーの製作には向いてないと思う。ホラーは逆に精神的に怖いけど)


赤い密室(へや) 禁断の王様ゲーム(DVD) ◆20%OFF!
↑エロいし、精神的に病むけど、こっちの方がまだましな気がする

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アンフェア

篠原涼子主演の同名ドラマの劇場版。

テレビ版(連ドラ&スペシャル)の後日談。

刑事でありながら、警察の不正が記されているという極秘文書を追っている雪平の娘美央が、爆弾による爆発に巻き込まれる。爆弾は雪平の車に仕掛けられており、明らかに雪平を狙ってのものであった。

しかも、雪平が去った直後、美央が入院した病院で事件が発生。武装した若者たちが病院を占拠したのである。その病院はハイテク満載で、本来テロ対策も万全なはずだった。

ニュースでそれを見た雪平は、SATが突入すれば、娘の美央が危険にさらされる。同僚だった三上薫や、公安の斉木管理官の協力を得ながら、救出へと向かった。

当初、ただの暴走した集団と思われた若者たちも、突入したSATの一隊を全滅させたことで状況が一変。若者たちはテロリストであり、要求は警察の裏金80億であった。

TVシリーズ時代の因縁もからみ、それぞれの思惑で頭脳戦が繰り広げられていく。

そんな話なんですが、TVシリーズを観ていた人向けの映画でした。【踊る大捜査線】は劇場版単体でも楽しめる映画でしたが、このアンフェアは、一応TVシリーズを観ていなくても話自体はわかりますが、人物相関図がわからないと、状況が把握出来ないと思います。

ただ、いぶし銀的な俳優さんや、個性的な俳優さんたちが起用されているので、Vシネ好きには案外受け入れられるかも。よく、木村拓哉は何の役をやっても、木村拓哉と言われますが、斉木管理官役で出ている江口洋介も、何をやっても江口洋介だよなって思わされました。

基本的にはTVシリーズのファンに向けた娯楽映画だと思うんですが、当時の篠原涼子の人気でヒットした作品なんでしょうね。

オススメ度(10段階)……★★★★
(TV版観ないと楽しみきれないので、オススメはしづらい)


推理小説
↑TV版の原作をダウンロードして読むという手もなくはないです

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ルール5

ティーン向け学園ホラー。もう1,2作目の雰囲気すらありません。よく少年マンガや少女マンガであるような退魔師もののノリに近いです。いや、別に悪魔が出てきて戦ったりはしませんが。

シリーズを観始める際の予想通り、シリーズ重ねるごとにダメになるシリーズでした。正直、頑張った自分という感じです。

あらすじは、エイベルが首吊り自殺をとげた10年後、アメフトの試合中に選手の学生が何かにおびえながら、倒れてしまう。すでに同じような被害が起きており、その選手は3人目の被害者だった。学生の間では首を吊って死んだエイベルの呪いだという噂が広まっていく。事態を深刻に考えた学校側は、秘密裏に事件解決のエキスパート一家を呼んだ……。

……ローティーン向けの作品を輸入した際に【ルール】として発表したとしか思えない感じ。しかも、そんななのでエキスパート一家のキャラもよくわからず。

  • 父親:頑固一徹。強い。
  • 母親:やさしくて家族思い。頭が良いのか、悪いのか? 途中、あるものを調べてもらっても「?」な感じが凄かった。
  • 双子の姉:好奇心旺盛で人に馴染みやすい……え?
  • 双子の弟:なんでも自分がやりたがるけど、ヘタレ。でも、意外に強い。

正直、前半の時点で犯人とおおよその殺害方法が想像できてしまう辺りも多分子供向け番組だったんじゃないかと思わせます。

なんかシリーズ通して観た感想。【着信アリ】、【着信アリ2】、【着信アリファイナル】と観た後に、【新着信アリ】として【チェーン】、【真着信アリ】として聞いたこともないC級作品を観てしまった感があります。

都市伝説とか、ちゃんとしたホラーとして観たいなら、【ルール2】までが限界ですね。まあ、【ルール3】もなんとか。

オススメ度(10段階)……★
(いや、もう無理)


プロの撮り方
↑エイベルで検索したら出てきたので、貼ってみるw

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ルール4

シリーズを続けて観てるわけですが、いやあ、なかなか酷くなっていくものですw まさかここまでとは。いっそ潔い感じです。というか、やっぱり3以降はシリーズ作品ではなく、他の作品をシリーズにしただけでした。

多分ですが、この4作目【DEMON TOWN】にいたっては、テレビシリーズの【グローリーデイズ】の3話(1話・9話・8話)らしい。1本を通してのストーリーはなく、登場人物だけが同じな短編3本がぶっ通しなだけ。しかも、基本的にこのシリーズの『キモ』は、『ルール』を知っていれば助かったのに的な部分のはずですが、今回はとうとうそれすらも放棄された感じでした。

まあ、いつものごとく、ざっくりとしたあらすじ。マイクは父の死の真相を確かめるため、ふるさとの町へと帰る途中、船から男が突き落とされ、殺される現場に遭遇する。しかし、その光景を見ていたのが彼だけな上、彼は街の人々をこき下ろした本を出版していたため、信用されなかった。

それ以来、町では奇妙な出来事が起き始める。マイクが調べていくと、どうやらそれにはボードゲームが関連しているようであった。

一つ目の事件が解決された頃、町では祭が開催されていて、ピエロの殺人鬼が現れる。ピエロは人殺しをしては、何故か頭部を切りとり、まるで戦利品かのように持ち去っていた。意外な犯人の正体は?

そんな殺人事件が起きても祭は続けられていたが、またも殺人事件が……。

まあ、実際テレビシリーズだったわけで、【ルール】と思って観なければ、サスペンスとしてはそれなりに楽しめます。それなりなのは、3本構成なので、1話が大体30分しかなく、他のサスペンス映画ほどは作りこまれてはいないため。なので、あんまり難解じゃない方が好きなら案外楽しめるかも。

オススメ度(10段階)……★★★
(作品の質というよりも勧められるかどうかで考えるとこんなもの)


 下北GLORY DAYS DVD-BOX
↑同じ『GLORY DAYS』でも、こちらはラブコメ

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ルール3

シリーズ3作目とは名ばかりの別作品。都市伝説というか、日本でいうところの『猿の手』がベースになってます。ただ、欧米ではそうなのか猿の手ではなく、牛の陰茎に願をかけてました。ウサギの脚とか色々あるだろうに、なぜかあえてソレ(苦笑)。

ざっとあらすじ。チアガールのサマンサに恋心を抱く冴えないガリ勉のブレットのもとに得体の知れない箱が届く。箱の中には牛の陰茎のミイラが入っており、1通の手紙が添えられていた。

その手紙はタイプライターで、ミイラが3つの願いを叶えてくれることを示していたが、あまりの気持ち悪さに一度は捨ててしまう。しかし、友人に言われ試してみると、願い通り、サマンサとダンスパーティーで楽しむことが出来るのだが、願いがダンスパーティーに行くことだったため、一晩限りの魔法だった。

未練が残るブレットは、再びミイラに願いをかける。すると、ダンスパーティーの時同様、願いが叶い、サマンサと付き合い始めることが出来た。だが、時を同じくして、ブレットにとって都合の悪い人間がむごたらしい方法で殺され始める。

冒頭でも書きましたが、【ルール】とは名ばかりなので、都市伝説に近しいのは、ミイラが願いを叶えるということだけ。しかも、普通のホラーだと3つの願いを叶えると呪いがかかったり、願いが歪曲して叶えられるものですが、普通に叶います。それもデメリットなし、誰でも。ずいぶん気前のいいアイテムです。なにしろ、デメリットなしで、誰彼と付き合えるってことは、心まで影響できるわけで、本当に万能。

ただ、ちょっとネタバレ的なことを書くと、主人公以外にも願いが叶う人が2人いるんですが、主人公の友人だけ何故か叶いません。観てもらえばわかるんですが、かなりメチャクチャな願いでも叶うのに、友人だけ叶わなかったのは、かなり可哀想でした。もしかしたら、主人公がその時点で3つ目を叶えてなかったせいかもしれませんが。

どうやら、この【ルール】を冠したシリーズは、都市伝説を期待して観てはダメな作品のようです。ただ、普通のホラーとして観ると、まあまあ面白いんじゃないかと思います。あ、でもルールではないため、全2作までのように都市伝説を知っていれば死なずに済んだのにということは一切ありません。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(不条理だったけど、これはこれで面白い)


ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説
↑本編よりも何よりも関ルバーグみたいな役者がいて、それがツボでしたw

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ルール2

シリーズ物は2作目で上昇するか、下降するかが決まるというのがいぬすけの持論なんですが、間違いなく後者な映画でした。

ざっとあらすじを書くと、映画学校に通うエイミーは、卒業制作を兼ねたコンペのテーマに都市伝説を選ぶ。彼女はドキュメンタリーの権威である父を持ち、自らもドキュメンタリーを学んでいたが、それでは面白い作品を撮れるとは思えなかったのだ。

このコンペの受賞者には栄誉あるヒッチコック賞が与えられ、ハリウッドへの道が開かれるため、映画の仕事につきたいエイミーは高い評価を得るしかなかったのである。

そんな中、優等生のトラヴィスが低評価を苦に、拳銃で頭を吹き飛ばして自殺をしてしまい、それを境にエイミーの映画関係者が、ひとり、またひとりと襲われていく……。

作品の作りとしては変わっていて、当時としてはかなり斬新だったのではと思います。ただ、本音を言えば、分かりづらい。全体的に本当の出来事と撮影シーン、一部夢の境界を曖昧にして、観てる人たちを引き込む構成なんですが、映画を最後まで観た瞬間にわけがわからなくなります。例えると、夢の中で夢を見てる夢を見た話をされるみたいな感じ。それは、夢の話? それとも夢の中の夢で見た話? ってわけがわかりませんよね?

いまいち分かりづらいと気になってしまう人は、事件が解決して授賞式が始まるので、そこで停止してしまってください。誰かが撃たれるので、そこで作品は終わってると思うと、普通のホラーだと思います。

また、この2作目以降、【ルール】と名はついてますが、具体的な都市伝説はほとんど出てきません。なので、都市伝説好きな人には勧めません。

こうやって書いていると、えらい否定的な感想のようですが、あくまでわかりやすさと都市伝説に関する部分が合わないのであって、単にホラー映画として観ると、変な中だるみもなく、無駄なグロもないので普通に楽しめます。

むしろ、ヒッチコックが好きな人たちは案外素直に受け入れられそうな映画でした。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(最後の最後が受け入れられるかで評価が全然違うかと)


サイコ
↑いまや名作と言われたDVDは普通に1000円切ってるんですよね。

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ルール

ずっと観よう観ようと思っていて、観ていなかったサスペンスホラー。まあ、そう思いながらもう3年以上経ってましたw

大雑把なあらすじ……都市伝説になぞらえて殺戮を繰り返す連続殺人鬼が女子大生に迫る。

いや、もう本当にそれだけ。一応、全体通してのストーリーはあるものの、基本的には都市伝説を切り貼りしただけの作品なので、都市伝説を知らないと『?』かも。殺人鬼の動機はあるものの、なんかしっくり来ないので、【2】待ち。

そういえば、この【ルール】。シリーズ化していて【ルール5】まであるんですが、実際は【ルール2】で完結しているはず。あとの【ルール3】以降は単に後付でシリーズに入れられただけな気がします。

とりあえず、いぬすけのわかった都市伝説。

  • 後ろの席
  • キャンディと炭酸ジュース(日本だと胃薬とコーラなことが多い気がする)
  • 『命拾いしたな』
  • ボーイフレンドの死
  • 車の下の切り裂き魔(ベッドの下の男と同系の話)
  • 電子レンジとペット
  • ハイビームで注意
  • 目覚めたら手術痕

途中、車止めか何かで死ぬ人がいて、その後にパンクがどうこうという看板がアップになるのも何かの都市伝説なのかもしれません。

【ルール2】ではどんな都市伝説があるんでしょうね。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(スクリームやラストサマーが好きなら面白いと思う)


都市伝説的中華人民驚話国
↑でも、そんな都市伝説より中国の方が驚くらしい

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ディパーテッド

クライムサスペンスなので、推理モノとは違うのですが、推理モノ好きな人の方が観そうな作品。王様のブランチであらすじをほとんど観たの忘れて借りちゃいました。

身内のほとんどが犯罪者というビリーは、自らの生い立ちと訣別するために警察官を目指していた。だが、運命のいたずらか、潜入捜査官として嫌悪している犯罪者になることを命じられる。

一方、マフィアのボスであるコステロに育てられ、忠実な内通者となるために警察に入ったコリンは、マフィアへと情報を提供していた。

やがて、ビリーとコリンは警察とマフィアそれぞれに内通者がいることを知るが、お互い自分が内通者であるため、下手に動くことが出来ず、焦り始める。

そんな日々が続く中、マフィアがミサイルの精度をあげる技術が記録されたマイクロチップを入手。中国の組織と取引を進めていることを知る。

お互いの存在をまったく知らないまま、ふたりの潜入者たちは運命を翻弄されていく……。

香港映画である【インファナル・アフェア】をレオナルド・ディカプリオとマット・デイモンでリメイク。マフィアのボスはジャック・ニコルソン。

王様のブランチでスト-リーの大半を観ていたため、流し見していたんですが、あることからビリーがコリンを警察内部にいる内通者だとわかってからが面白い。王様のブランチを観ていたときに、ここまで観たら、観なくてもいいよねとか皆で話していたんですが、怒涛の展開に観ながら「うそっ!」と叫んでました。選択肢としてはあると思っていたけど、そこと思ってないタイミングで起きたり。ホラー慣れし過ぎているのかもしれないけど。

ちょっとなあって思ったのは、ディカプリオとマット・デイモンが雰囲気が似ているため、明確に対比がしづらかったこと。あえて似たふたりにしたのかもしれないけど、接する人たちが被っているため、ちょっとわかりづらいかも。

逆にジャック・ニコルソンの悪役振りが久々に発揮。最近は【恋愛小説家】や、【恋愛適齢期】などの方が印象に残っているため、シャイニングの恐怖の父さん役の印象が薄くなってましたが、やっぱり彼はサイコっぽい役をやっていただきたいw

ちなみにいぬすけは【インファナル・アフェア】は最後まで観れませんでした。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(面白さとオススメ度は必ずしも一致しない不思議)


ディパーテッド
↑【ディパーテッド】は死者という意味らしい

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ゾディアック

1969年、ドライブ中のカップルが襲撃され、女性は死亡、男性も重症を負う事件が起こった。その1ヵ月後、新聞社に事件の犯人と思しき人物――後に“ゾディアック”と名乗る男から犯行を告白する手紙と暗号文が届けられる。曰く、暗号文を新聞に載せないと大量殺人を決行するという。暗号は新聞に掲載され、新聞記者のエイブリーや風刺漫画家のグレイスミスは“ゾディアック”の謎解きに並々ならぬ関心を見せていくのだった…。

(@映画生活より引用)

にしても、なんだろう、この映画。上映当時、話題になった理由がわからない。デビッド・フィンチャー好きならたまらないのかもしれないけど、それも絵面だけの話だし、一般受けする気もしない。

ゾディアック事件自体は有名で、【ダーティーハリー】の元になった実際の事件。日本では【八つ墓村】、【SIREN】の元になった津山事件と存在としては近いかも。もっとも、こちらは犯人捕まってますけどね。

それにしても、マスコミなどメディアに挑戦状を送り続けているのに捕まらなかったというのは、この事件の特異性でしょう。ホラー映画やミステリーでもたいがい犯人が捕まらないまでも、正体はわかるものですが、この現実にあった事件は完全に不明でしたし。

ある意味、元になった犯罪が劇場型なので、事実をなぞるだけでも作品になっていますが、逆に言えば明らかになっていないことを描くことが出来ないため、オチはありません。

なので、この映画を観る時に気をつけて欲しいのが、この映画は犯人探しのミステリーではないので、犯人を追うことで運命を狂わされていく様をご覧ください。

オススメ度(10段階)……★★
(多分好みで最悪か最高かの評価に真っ二つになる作品)


ショパールハッピー スポーツゾディアック 射手座
↑ゾディアックの語源は、黄道十二宮(獣帯とも言う)なんですが、日本でやったら、2ちゃんで聖闘士星矢とか言われそう。

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魍魎の匣

新人なので分冊にしなかったため、アホみたいに分厚い新書の京極夏彦の小説が原作。京極堂という古書店の主にして、武蔵晴明神社の宮司である中禅寺秋彦のシリーズ第2弾。

また、前作とは監督、スタッフともにかなり変わっていて、関口役も永瀬正敏から椎名桔平に変わっています。

それではざっとあらすじ。

終戦間もない東京。私立探偵の榎木津のもとに行方不明になった元女優の柚木陽子の娘、加菜子に関する依頼が転がり込む。

その頃、神田にあるカストリ出版社に勤める鳥口は、社内で引き出しに詰められた腕を発見。それらはどうやら、最近世間で騒がれている連続猟奇殺人に関係しているようであった。

中禅寺の妹であり、編集者の敦子は、作家の関口とともに『神秘御バコ教』という教団の調査を開始する。

また、巨大な箱型の施設を調べることとなった木場刑事は、そこで憧れの女優だった柚木陽子に会うことになる。

一見、何の関係もない事件は、一つの陰謀へとつながっていくのだが……。

実相寺監督による前作【姑獲夏の夏】に比べると、一般的な娯楽映画になっているので観やすくなっていると思います。逆に、原作とは構成、結末がやや異なっているため、原作の都市伝説的なホラー色はかなり薄まっているように思います。なんか観ていて、何故か【CASSHERN(キャシャーン)】を思い出しました。

堤真一の中禅寺、マギーの鳥口なんかは結構イメージに近いと思うのですが、どうしても阿部寛の榎木津は洋風なイメージがないのと、スマートな感じがしないため、宮迫博之の木場は外見的に原作と違う感が強いです。誤解がないように書くと、演技が下手とかでなく、原作から想像し得るイメージとのギャップがあるというだけ。

猟奇殺人なので、多少のグロシーンはあるのですが、基本的にはせいぜい切り落とされた腕とか足止まり。あとのシーンはうまく映像的にカットされているので、グロとか苦手な人でも結構安心して観れるかと。

個人的には原作のラスト(事件の終焉という意味で)が好きなんですが、変わってしまっているのがちょっと残念。多分技術的じゃなさそうなので、指定の都合な気がするので余計にね。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(神秘御バコ教の儀式をする堤真一と田中麗奈は面白い)


桐木庵 便利箱
↑キャスターがなければ、和室に欲しい感じの箱

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プレステージ

ドラマのカテゴリーな気もしつつ、観ていた感覚として、サスペンスのような臭いがしていたため、あえて推理にしてみました。ぶっちゃけ、観る前に想像していた作品じゃありませんでした。てっきり派手なマジックを使って目を引いてる間に、裏で泥棒とかするんだと思ってましたw

ストーリーも長く書こうと思えば長くなるんですが、1、2行で済まそうと思えば済む気がします。

いや、本当にそれだけなんですが、そこはそれ、【33分探偵】ではないので、無理やり伸ばすのではなく、相手との駆け引き、マジックのタネを洗練していく様、周囲の人間関係などが描かれています。まあ、もうちょっと詳しく書くと、こんな感じ。

瞬間移動マジックのタネに見せられたマジシャンたちが、お互いの人生を狂わせて行くストーリー。

マジシャンのボーデンは、ライバルのアンジャーの瞬間移動マジックのタネを見るために忍び込んだ舞台下で、アンジャーの死に遭遇する。ボーデンは過去の因縁もあり、逮捕されてしまう……。

数年前、アンジャーとボーデンは、あるマジシャンのもとで修行していた。そんなある日、ボーデンの結んだロープが原因で、助手であったアンジャーの妻が水中脱出マジックに失敗して溺死する。

ボーデンと決別したアンジャーは、復讐のためにボーデンの手品を失敗させ、ボーデンは小指を失わせる。それ以来、ふたりは互いの邪魔をし合うようになる。

ふたりはそれぞれのアプローチから、瞬間移動マジックをプレステージ(偉業)へと近づけていくのだが……。

細かい伏線が積み重ねられていて、本当に何気ない台詞や、シーンに意味があって、マジシャンを取り囲む現実や、エンディングの真実に集約されていく辺り、作りこまれている感じです。

また、アンジャーが科学の方向からタネを考えていくのですが、その装置が派手なこと。よくハッタリで小さく済む機械をわざと大きくして、すごい機械と見せることがありますが、この映画の中の機械は完全にオーパーツな上、そんなサイズじゃ無理というサイズ。多分、実際に作ったら、劇場なんかに収まらないよという技術だったりします。

色々と騙されないように観ても騙されるシーンが多いですが、そんなの気にせずに騙されながら観ると、より楽しいと思います。

既に観た人でよくわからなかった人はこちらをどうぞ。

プレステージのネタバレ

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(CMほどの華やかさはないのです)


イリュージョン!マジックついに解禁!ジグザグボックス(体の一部が消えるマジック)プロマジ...
↑84万ってw こういうの本気でアフィリエイトで紹介してる人っているんですかね? いぬすけの場合、映画に関連したネタモノ貼ってるだけですが。

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2008年10月28日 (火)

L change the WorLd

大ヒットしたサスペンス映画【DEATHNOTE】のスピンオフ作品で、松山ケンイチ演じるLに焦点が当たっています。時期的には後編の事件解決後から、ラストシーンの間の出来事です。

ざっとあらすじ。

知っている人物の名前を書くと、その相手を殺すことが出来るデスノート。それを駆使して新世界の神になろうとしたキラとの頭脳戦に勝利したL。ただ、その代償として、彼の人生は残り23日となっていた。

日本でその戦いが繰り広げられている最中、タイで一つの村が消滅する。村唯一の生き残りである少年が持っていたSDカードの中身を確認すると、そこには人の手で作られた『死神』の力が映されていた。

そこへ今度は少女が訪れる。彼女が非業の死を遂げた父に託されたものが、村一つを消滅させることになった『死神』だと気付いた時には、追っ手がすぐそこまで迫っていた。Lは限られた時間の中、ふたりの子供を守りながら、陰謀を阻止できるのか。

……。スピンオフです。主役はLです。でも、全編通してよく考えると、Lは別に何もしてません。問題の方がやってきて、自分たちで解決。Lは保護者的な立場で行動してますが、そこはLである必要がない感じ。犯人と対峙した際に、言葉に説得力を持たせるという意味では必要だったかもしれませんが、そこも別にLじゃなくてもという感じ。ファン向けにしても、Lというキャラクターを掘り下げてるわけでもないので、すべてが中途半端でした。

まあ、【DEATHNOTE】好きは補完のために観る分にはいいと思う。あと、松山ケンイチファンはどうぞ。

オススメ度(10段階)……★★★
(色々とダメなことが多い)


メール便不可商品です。デトロイト・メタル・シティ(DMC)ヨハネ・クラウザーII世アクションフ...
↑松山ケンイチはこんな役も演じてます。

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SAW4

他の方たちに遅ればせながら、やっと観ました。【SAW4】。実は宅配レンタルで借りてたDVDも観てなくって、1ヶ月借りたままだったので、やっとたどり着いた感じです。いや、途中で色々観てたじゃないというツッコミは聞こえない方向でw

さて、今回は冒頭から【SAW3】で死んだジグソウの解剖シーン。正確には他のシーンから始まりますが、ストーリーはここから。

ちなみに【SAW4】は実質的に【SAW3】とのリンクが激しいので、必ず【SAW3】を観てから観た方が良いです。ザッピングのような作りなので、【SAW4】を観て【SAW3】でも構わないんですが、【SAW3】→【SAW4】の順の方がわかりやすいです。

今回の主人公は【SAW2】で登場して、ジグソウに関わって唯一生き残りが確認されているSWAT隊員のリグ。(※注:【SAW3】終了時点では、【SAW2】のメインであるエリックと、【SAW3】のメインであるジェフは生死不明ですが、【SAW4】スタート時点で生きていることを確認されていません。)

【SAW3】で行方不明になっていたケリーがゲームに参加させられていると確信したリグは、仲間たちの制止を聞かず、何があるかわからない部屋へと突入。しかし、ケリー刑事はすでにゲームが終了しており、絶命していた。(※注:【SAW3】で詳しく描写)

その後、ジグソウに襲われたリグは、自宅のバスルームで目覚める。部屋にはゲームに参加させられている女が。女は少女売春の斡旋をしていた犯罪者。ジグソウはリグに助ける必要のない生命があり、リグにはすべての生命を救うことなど出来ないことを告げる。

そして、旧友であるエリックとホフマンがゲームに参加させられていること、ふたりを助けるためにはリグがゲームに参加して、ふたりのいる場所にたどり着かなければならないと言う。

リグはゲームに勝ち、仲間を助けることが出来るのか?

時系列的におかしな部分が多々あるのは置いておいて、【SAW3】でも感じた違和感。これ、【SAW3】も【SAW4】も主役がゲームを放棄しても何も問題ないよね? なんかそんな印象が。

キャラクターの特性もあるので、一概には言えませんが【SAW3】の場合は途中で逃げ出してもジェフはあれ以上ひどいことにはならないし、【SAW4】でもエリックとホフマンが死ぬかもしれないけど、リグに直接の被害はなし。少なくとも自分の生命はかかってないんですよね。

仮にゲームで奥さんや同僚が死んだとしても、殺しているのはジグソウなので、やり場のなくなった罪悪感は、ジグソウへの憎悪に変換されるだけだし。

現実的な問題として、その状況で【SAW】でジグソウが提唱している生命の大切さを理解できるのか疑問で仕方がありません。多分、光市母子殺害事件について論評した青山学院大学の瀬尾佳美准教授くらいに、何が問題なのかもわからないことでしょう。

どうでもいいけど、この准教授の価値観というか、物差しは世間の人たちのそれとはかなり違うみたいですね。オウムを相手にしている頃から、自分が理解できるかどうかが判断基準の江川女史を、常に冷静な判断できる人だと信じている辺り、人を見る目がないようだし。ジグソウばりに生涯係わりを持ちたくない感じです。

そして、毎回【SAW】のオチが薄々わかりつつ(【SAW】はCMの時点で)観ているいぬすけですが、リグのオチはともかく、全体のオチは全然読めませんでした。今回はそれぐらいに意外です。「ああ、そうつながるのか!」って感じなので、「いやいや、ちょっと待て。それはわからないよ」ではないですよ。

【SAW5】ではジグソウが代替わりしてそうですが、とりあえず【SAW6】も作っているようなので、期待しています。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★ (矛盾点も多いけど、普通に観てれば気になりません。いぬすけも言われなければ気付かなかったのとかあるし)

ガーバー ゲーター ソー 2 20インチ080424UP2 ↑元々【SAW】って見る方の【SAW】とノコギリの【SAW】のダブルミーニングだったのが、もう最近はノコギリ関係ないですね。

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ハンニバル・ライジング

観たのに書いてない作品ってなんだろうと思って、とりあえずDMMのレンタル履歴を調べてみました。感想。くだらないのやら、感想書いても面白くなさそうなもの借り過ぎ。そんな中でもちょっとはマシなものをピックアップして、いくつか書いていきますね。一本目のサルベージは、あの『レクター博士』の誕生秘話である【ハンニバル・ライジング】でも。

1944年のリトアニア。名門貴族の家系に生まれたハンニバルは、戦争により両親を失い、妹のミーシャと山小屋に隠れ住んでいたが、逃亡兵たちがやって来て監禁されてしまう。

その後、妹と引き離され、孤児院に送られたハンニバルは青年となり、逃亡兵たちへの復しゅうを始める。

ストーリーとしてはこれだけ。いわゆるゴア・ムービーではないので、残虐シーンもほぼなし。ただ、【羊たちの沈黙】シリーズの根源であるハンニバル・レクターが何故食人するようになったのかが明らかになるので、レクターの生い立ちが気になる方はどうぞ。ちなみにこの『ハンニバル・レクター』のせいで、カニバルとハンニバルを混同する人が結構多いですが、実際は『ハンニバル・ザ・カニバル(人食いハンニバル)』です。

もっとも、この【ハンニバル・ライジング】という映画。設定も後付けな上、監督が前作(ハンニバル)まではリアルl、今作(ハンニバル・ライジング)はファンタジーだと言い切っているため、ところどころシリーズファンには違和感を感じるところも。

この作品の上映当時、マーケットとしての日本が重要視されていたためか、日本の観客に媚びた感じの作品がチョコチョコあるんですが、この作品でもそんな印象が。

この作品でハンニバルは子供の頃、叔父の家に引き取られるのですが、その奥さんが日本人で、レディ・ムラサキ(紫式部)。また、過去の3作でレクターが日本に造詣が深い設定が出てた記憶が一切ないのですが、やたらと日本刀とか興味津々です。

あと、前作までのファンからすると、主演のギャスパー・ウリエルがイケメン(死語だと思う)ではあるけど、アンソニー・ホプキンスとイメージが違いすぎるらしいです。いぬすけとしては、1作目の【レッドドラゴン】(【刑事グラハム】でも、【マンハンター】でもいいですが)もアンソニー・ホプキンスじゃないんだし、これはこれでいいんじゃないかと思います。むしろ、ギャスパーのサイコっぽい笑顔が素敵だと思うんですよね。ちょっと【デスノート】のキラに近いイメージで。

そういえば、レクターは多指症のはずなんですが、この作品では忘れられているような気がします。

そして、【ハンニバル】でも少し語られるんですが、ハンニバルがミーシャと別れたと気に何があったのかは、想像してしまうとかなりトラウマになっても仕方がないと思う感じ。都市伝説とかならよくある話ではありますが、日常で想像出来てしまうところが余計に嫌。

ここまで書いてみて、いや、やっぱりこの作品は【羊たちの沈黙】シリーズとして観ると心底は楽しめないけど、別作品として観れれば、クライムサスペンスとして面白いような気がしてきました。異常な美形が復讐と称して殺人を繰り返す様と考えると、結構良い。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(賛否が分かれる作品なので、オススメ度はこのくらい)


犯罪心理学
↑こういうの読めば少しは犯罪者の心理がわかるのかな?

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SAW3

久々に観た新作ですが、現実的な話、【SAW】と【SAW2】の補完と次作への伏線を張っているだけのような気がします。いぬすけは【SAW】も【SAW2】も観ているので、ああ、結局そうやって死んでたのかとか補完されてみました。

ただ、ネットでは話が錯綜していて、実は○○は生きていて、あの死体はニセモノとか、実は本当の黒幕がとか色々言われています。読んでいて面白いとは思うものの、整合性がとれないんじゃないかな?と思います。

まあ、3作目にしてとうとう【ファイナルデスティネーション】シリーズと同じ轍を踏んできた気もします。【SAW】での謎解きが魅力だったのが、【SAW2】では変なトラップゲームがメイン(ここだけ抽出すると、【CUBE】の方が面白い)になり、【SAW3】ではとうとうスプラッタチックな映像がちりばめられています。というか、【SAW】の精神的に追い詰められる感がありません。多分、今回のストーリーの流れがおかしいところに起因しているようにも感じます。

今回のあらすじは、交通事故で息子を失った男ジェフが誘拐され、ジグソウのゲームに参加させられます。ただ、今回のゲームはいつものゲームと趣が違い、息子を失った際に罪を犯した3人を許せるかというゲームで、直接的に自分の生命はかかっていません。どちらかと言うと、ジグソウのようにプレイヤーの生命を握っている側のように思われます。

時を同じくして、ジェフがゲームをしている間、ジグソウを生かすというゲームを行われる女医リン。ジグソウが死ぬか、逃げ出そうとすれば、首につけられた器具から複数の銃弾が顔面目掛けて跳んでくる仕組みになっています。

と、まあ、ここまでならおかしな事にはならなかったと思うんですが、今回のゲームは複数のゲームが複雑に絡み合っていて、誰々の行動によって、誰々が死んでしまうなんてこともあります。その過程で、トラップで死ぬシーンを出したいがために理不尽なトラップがあったりします。正直、ショットガンのトラップはありえないというか、どういう状況を想定していたのか謎でたまりません。どう理不尽なのかは実際にご覧ください。

ちなみにこの【SAW】シリーズ、5までは製作されることがほぼ決定しています。いぬすけ的には次の黒幕は今回生き残った人間に違いないと思っています。

そういえば、【SAW2】の女刑事ケリーが【SAW2】の刑事エリックを捜している話とジェフの話が平行しているように聞いていたのに、ケリー全然メインじゃなかった……。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(【SAW】、【SAW2】を観た人は観ないとダメ! 【SAW】、【SAW2】を観てない人は観てもつまらないです。ちなみに小説版は細部が違います)


ソウ3 DTSエディション
↑なんだかんだ言っても面白いのです

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デスノート the Last name

【デスノート】前後編の後編です。いまさら感もありますが、なんとなく観てみました。原作を読んでいる上、映画版のオチも知った状態で観てたので、正直言ってドキドキ感はありません。

ざっとしたあらすじ。

前作で、顔を思い浮かべながら名前を書くと、その相手が死んでしまう死神のノート『デスノート』を手に入れた夜神月(やがみ・らいと)。彼は『キラ』と名乗り、そのノートを使って犯罪者を殺すことで世界を自分の手で平和にしようとしていた。

一見、天才的な頭脳で自らを新しい時代の神のように思い始めた月の前に、ICPOから派遣された謎の男『L』が立ちはだかる。

その上、『キラ』、『L』の知らないところで『第二のキラ』が誕生。死神レムによって『第二のキラ』となった弥海砂(あまね・みさ)は、過去の出来事によって『キラ』の信奉者となっており、『キラ』を否定する者たちを消していく……。

新たな死神レム、『第二のキラ』弥海砂、ニュースレポーター高田など新しいキャラクターの登場によって、より複雑な駆け引きを展開していきます。

ただ、元々原作のマンガそのものが様々な説明を省いているため、万人に観せる映画にとっては向いていません。どちらかというと、連続ドラマにしてじっくり描く方が楽だったはずです。

そのためか、最終的な決着のつけ方も賛否両論なもので、いぬすけ的には良くはないけど、仕方ないんだろうなって印象を受けました。

もっとも、原作の雰囲気が好きだったいぬすけにしてみれば、藤原竜也の演技だけは受け付けませんでした。上手い下手ではなく、彼は天才役に向いていないように思います。古畑でもそうでしたが、天才と思ってるプライドだけ高い馬鹿なら向いてますが……。多分彼の中の天才像が変なんだと思われます。

全体的にどことなく違和感を感じる映画ですが、周りを固めている役者さんたちの演技はちゃんとしてるので、前編約120分、後編約150分を連続して観るとかしなければ、あんまり長さは気にならず観れます。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(とりあえず原作読んでから観た方が楽しめると思います)


モエアート・コレクション デスノート 弥海砂 完成品フィギュア(予約)
↑実写版では【ライアーゲーム】にも出ている戸田恵梨香。ここまで尽くす娘も凄いと思う。

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2008年10月25日 (土)

相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン

忘れそうなので、最近観た新作を書き始めておきます。楽天ブログで書いていた分の移行は続行中なので、記事自体の時系列はおかしいですが、ご了承を。

ざっとあらすじ。

都内で連続殺人事件が発生。現場には謎の記号が残されていることに警視庁特命係の杉下右京は気付く。

殺人がとあるサイトのリストにあわせて行われていること、記号の意味がチェスの棋譜だとわかり、杉下ともうひとりの特命係の亀山薫は犯人にコンタクトをとろうとすると、犯人はチェスでの対戦を挑んできた。犯人とのネット対戦に勝利した杉下は、次の爆破が東京ビッグシティマラソンということをつかむ。

頭脳明晰な杉下が犯人の狙いを探っている間、体力自慢の熱血漢である亀山がマラソンコースに隠されている爆弾を探していく。

やがて浮かび上がる犯行への動機。それは5年前の海外でボランティア青年がテロリストに拉致され、処刑された事件までさかのぼり、政界をも巻き込むスキャンダルへとつながっていく……。

テレ朝の刑事ドラマ枠と化している水曜9時でもずば抜けた人気をほこる番組の劇場版。水谷豊演じる東大卒で頭脳明晰だが、 正義感が強過ぎる杉下右京と、寺脇康文演じる元捜査一課のエリートだったが、人質になったところを放送されてしまい、実質的な左遷である特命係に配属された亀山薫が 事件を解決していく中でかけがえのない『相棒』となっていくストーリー。

現時点(2008年10月)ではシーズン7が放送されていますが、シーズン1(シリーズ前にPreが3本放送されています)開始当初では、亀山は杉下を嫌な奴だと思っていて、杉下は亀山を刑事に向いていないと思っています。そんなふたりが気付けばかけがえのない『相棒』になっているのですから凄いものです。そんな亀山もシーズン7で降板が決定しているので、今後にも注目です。

さて、そんなドラマの劇場版なんですが、時間的なことを言えば、テレビ朝日イチオシと化しているため、シーズン1話目と最終話は長編になっているため、 劇場サイズになっていても、さほど特別感は感じません。ただ、やっぱり撮影規模が全然違いますね。

シーズン7は亀山が最後のせいなのか、単に円高で可能になったのかは謎ですが、海外ロケでかなりの金額を費やしていますが、いままでのシリーズにくらべると規模の大きさが桁違い。いままでも政治がからんできたりはしましたが、撮影的な部分ではそれほど大規模ということはありませんでした。 それが今回の劇場版は公式サイトで募集した10,000人のエキストラが参加したり、テレビ版での重要な人物が次々と登場したりしています。

推理的な部分(真犯人とか)に関しても、程よく難しくなっていて、奇をてらいすぎて「そんなのありか?」とか、 簡単すぎて長く感じるとかもありません。邦画の推理作品としては上位に位置する作品だと思います。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(ちょっと甘めですが、上半期興業収入第1位だし、いいかな)


相棒 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン(数量限定)
↑特典はインタビュー、イベントの様子、メイキングですが、合計約5時間もあるらしい

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